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2007.11.18  NO.8 発行 エコミュージアムセンター
    宮川流域交流館 たいき
大紀町大内山 そばの花
11月に入ってからの寒さで、近くのイチョウの葉も、風と共に舞い落ち、交流館たいき裏の阿曽の山々も色づきはじめてきました。紅葉の見頃をそろそろ迎えそうです。
〒519-2704 三重県度会郡大紀町阿曽429
電話・ファックス:0598-86-3851
E-mail:mrune-t@ma.mctv.ne.jp
http://www.miyarune.jp/eco/taiki/
開館時間:10時〜16時
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
(9/26 そばの花 大紀町大内山)

「マコモ収穫祭」開催

10月20日(土)大紀町大内山やまびこ広場にて「マコモ収穫祭が行われました。
案内人小倉公守さんが休耕田を利用して栽培されたマコモの収穫を体験し採れたてのマコモを生でいただいたり、県中央農業改良普及センターの西嶋先生より「マコモおもしろ話」と題し、マコモの種類や由来・神社での使用方法などを教えていただきました。また料理研究家の北村先生の料理講習や試食会もあり、皆さん調理方法やおいしい料理に大満足でした。
宮川流域フォークアンサンブルやシンガーソングライターの伴さんによるコンサートを聴きながら天ぷら、豚汁、中華風料理などマコモづくしの料理と採れたての新米おにぎりをおなかいっぱい戴きました。
参加者の方は、マコモは中華・洋風料理など何にでも合いそうなので家でも実践してみようと話をされていました。
大紀町大内山 マコモ収穫祭



陸生ホタルとの出会い                          宮川流域案内人  寺村 よしはる   


 小さい頃夏になると祖母によく言われたことがあります。それは、夜になって木の枝とか草の根元で光っとるのは毛虫やで触ったらあかんぞ、ということでした。自分は40数年ずっと祖母の言葉を信じて疑いもしませんでした。 しかしその忘れかけていた光る毛虫は毛虫でないと、自分で納得する時がきたのです。 今から10年ほど前にホタルの観察会をやり始めた頃、ホタルの幼虫の上陸する所を下見していると、山の林縁で光が動いているのに出会ったのです。それを見た瞬間にゲンジでもヘイケの幼虫でないと分かり、そして子どもの頃の記憶が甦ったのでした。カメラで写真を撮りましたが、ほとんどがピンボケでした。注意して周りをよ〜く見ると、木の葉っぱの上やら砂利道にもワシワシと動いていたのでした。
 おそるおそる手に取りライトを当てて観ると、変わった虫やなあと第一印象。そして、頭がないし体がすごく平ぺったいし中々動かない虫やなあと思ったものでした。それから1年後の夏の夜に3匹を家に持ち帰り、一晩かかって顕微鏡とルーペを使って観察しながらスケッチしたのがこの絵です。一年前に見たときは感じなかったが、このスケッチをしながら光るのは毛虫でないと確信しました。
 この時はまだこの虫の名前もしりませんでした。指導員仲間にもこんな変な虫知っとる?って聞いたものでした。誰もこの虫の名前は知りませんでしたが、仲間の一人が琵琶湖の博物館に行った時に偶然か学芸員に聞いたか忘れましたが、寺村さんのスケッチと同じ絵なのでビックリしたとの事で、名前はクロマドボタルの幼虫であることが始めて分かったのでした。不思議なもので名前が分かったら可愛く思え、もっと彼らたちのことが知りたくなったのでした。
 そうそう、このクロマドはゲンジやヘイケと違い、陸にいる体に合った大きさの巻貝を食べて大きくなります。大きな違いは、オスは羽化して羽が出来、昼間飛びます。メスは羽が退化し飛べません。昼間飛ぶために光りません。光でコミニケーションを取らない彼らは、フェロモンでコミニケーションを取るために、触覚が異常に大きいのと、昼間飛ぶ彼らには大きな眼は要らないので小さいのが、ゲンジなど夜飛ぶホタルとの大きな違いでしょうか。一番の違いは、陸ボタルと言う通りずっと陸で生活します。
 昆虫や植物など色々な分野で研究されている方を除けば、我々一般の者にはまるで別世界のように思えます。 自分もこんな偶然がなかったら、多分ずっと毛虫が光っていると思ったままだっただろうと思っています。いつもと少し目線を変えて周りを観れば、普段何気なく見ているものも違って見え、新たな発見があるかも分かりませんよ。

ライトにビックリし動かなくなった
クロマドボタルの幼虫です


つぎに少し写真を載せます。多分皆さんの中には知って見える方、な〜んだそうだったのかと思われる方もいらっしゃると思います。先にも言いましたがよく観ると、昼間飛ぶのと夜飛ぶのでは眼の大きさや触覚の大きさの違いもよく分かります。



〜案内人行事に参加しました〜

みんなの手で稲刈り・ハサかけを行いました。

10月13日(土)大台町薗にて案内人 遠藤実華さん・福田良彦さん主催のもと手作業で稲を刈りハサかけをしました。初めはおそるおそるカマを持ち稲を刈っていた子供たちも、段々上手になり手際よく作業を行っていました。昔ながらのハサがあっという間に完成し、昔ながらの風景を見ることが出来ました。その後田んぼでおいしい昼食を頂きました。この天日に干したお米で2月に餅つきをします。
もちろんこれも臼と杵を使い手作業です。皆さんも一緒にどうですか?
大台町薗 稲刈り ハサかけ



大紀町、南伊勢町の山 「三谷山登山」に参加しました。

三谷山登山  10月28日(日)案内人 小野幸年さん主催の「三谷山登山」が行われました。当日は、地元南勢テクテク会の方も参加され、総勢50人が山頂を目指しました。檜尾峠を通り南三谷山を経て三谷山へ登りました。途中南三谷山では、見晴らしも良く気持ちの良い秋の風と熊野灘や国見山などの山々を見渡すことができ疲れを取ることができました。また、所どころ「リンドウ」の群生も見ることができ『秋』を感じることができました。 檜尾峠はイタダキの通った道で塩サバや干物、生節などを山地に売りに歩いた道だそうです。行商の為とはいえ、重たい荷物を持ちこの道を日帰りで行き来していたとは昔の方の健脚ぶりに改めて感心しました。
 この後は、今月下旬から網掛山ハイキングが始まります。県内ではなかなか見ることの出来ない自生もみじの群生を見ることができます。
是非、参加してみてください。お待ちしております。


☆宮川流域交流館たいきでの出来事☆

9月 10月
1日 地元大紀町阿曽にお住まいの画家の方自転車で来館。自転車のスピードで見る景色が一番お好きなのだそうです。 3日 案内人廣瀬さんが、図鑑や、小説などの本を多数寄贈してくださいました。子供達が、喜ぶ本なども増え、とても嬉しいです。
6日 女性のグループが案内人岡さんの植物標本を見て、昔はよくこうやって「おし花」を作ったなぁと懐かしんでおられました。 14日 松阪ケーブルテレビにて『宮川流域案内人の活動』をシリーズで放送する為当館を撮影。
慣れない撮影で緊張しました。
10日 突然のどしゃぶりの雨で、アッという間に池の水と交流館たいき横の溝が溢れました。 17日 案内人廣瀬さんが、本棚を寄贈してくださいました。倒れにくいよう直してもくださり、心から感謝です。
15日 近所の子供達が、鹿の角を手に持って来館。あじさいの道で拾ったそうで、鹿の角が生え変わる時に落としていくのだとか。 18日 案内人小倉康正さん梅ケ谷〜瀧原宮まで歩く行事に、大阪からの参加者約20名と来館。皆さん長い距離を歩かれてきたと思えない程お元気でした。
16日 南伊勢町より男性の方来館。岩石の標本の展示に「ここに来ると勉強になるなー」と言って見入っていました。 20日 よく来館してくれる近所の子供が、カワセミ募金にお金を入れてくれていました。宮川の清掃を中心とした活動に役立て大切に使わせていただきます。
23日 名古屋から家族連れの方来館。旧校舎で使用されていた昔懐かしい椅子や木の窓枠にこの雰囲気大好きと興味をお持ちでした。 22日 「ニコニコ会」主催で、大紀町内の老人会の皆さんが、阿曽温泉で入浴やお食事を楽しまれた後、来館。とても懐かしそうに見ていってくださいました。


※ 案内人行事への申込みは「エコミュージアムセンター宮川流域交流館たいき」で受付けています。(10時〜16時)
   ご参加お待ちしております。




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